
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、見込み客や顧客にとって価値のあるコンテンツを提供することで、興味・関心を持ってもらい、売り上げにつなげるマーケティング戦略である。
何度も訪問して購入してくれる有料顧客を育むために、継続的に訪問したくなるコンテンツ戦略が重要となる。
コンテンツマーケティングのメリット
アプローチしたい人だけに絞ることができる
特定の人に焦点を当てて情報を伝えることが強み。
最大公約数はコンテンツマーケティングにおいて最大の敵となる
コンテンツマーケティングのターゲット
テレビショッピングや情報教材の通販は、信頼よりも欲望を喚起させることを主とし、甘い誘惑で一回きりの付き合いで終わらせることも辞さないコンテンツ。
一方、コンテンツマーケティングはそのような手法が通用しない。あるいは忌避するターゲットを対象としたコンテンツ。
どんな人間が記事を作成しているかが重要になる。→ライタープロフが必要。
数多いキュレーションサイトの中で、自社サイトのポジショニングを確認する。
顔の見える「1人」にフォーカスすることが大切
100人中30人の30%がターゲットではなく、
100人中1人をターゲットとし、同じようなファンを30倍にする手法が用いられる。
数打てば当たる手法はNG
他サイトとの差別化
今までにない独自性が必要=要ポジショニング
- 今までにないものを紹介
- 今まであったものを別の視点が見て紹介
- 今まであったものをターゲットを変えて紹介
- 今まであったものをまとめて紹介
コンテンツに完全オリジナルは存在しない。
ペルソナ設定を行う
例:
基本特性
・女性
・32歳
・既婚
・1歳のこどもひとり
・週に3回パートタイム
・世帯年収600万円
・名古屋市近郊在住
・目立った趣味などはない
・特長や、行動特長なども設定する
キュレーションサイトの記事の種類
70:20:10の法則
- 課題解決型:70%
- ブランディング訴求型:20%
- バイラル喚起型:10%
他に情報検索型がある
記事内容についての有効な手法
- 想定外の行動を起こす
- 幸せな気分を与える
- ビジュアルの力を借りる=写真や動画が有効
- 話題性
- バイラル性
- 意外性のある組み合わせ
- 狭く深く
記事内容をシンプルにする
シンプルとは、100gから99gを省いて1gにするのではなく同じ重さを100㎡から10㎡に圧縮する作業
タイトル決めは重要
- 直球型:ストレートなメッセージ
- あまのじゃく型:読者にじらしと好奇心を誘い、少し遠回しの言い方
- ハウツー型:手軽に楽しく即効性を持たせる
- 疑問型(対話型):問いかけるように
- 命令型:読者の背中を押すような言い回し
- ニュース便乗型:ニュースに興味のある人を惹きつけるように
記事内容の注意事項
お笑いだけでは人の心に深く響かない
メモ
写真はドキュメンタリー、漫画はファンタジー
読者が本当に欲しい情報を考える
例:動物園に行きたいのではなく、家族で楽しめるところに行きたい、動物とふれ合えるところに行きたい等
ライターに求めるもの
- ディレクション力=主体性=ビジョンが必要
相手の気持ちになって考えているかどうかも重要
演出家であるという意識 - 進行管理ができる
クリエイター気取りでスケジュール管理を二の次と考えるのはNG
火事場の馬鹿力を自慢するコンテンツ」制作者はただの無能 - メールの返信が早いこと
スケジューリングしない、メール返信が遅いひとはただの無能 - 読み物としての最低限の品質
オリエントシートを活用し品質とコンセプトを保つ ガイドライン厳守
オリエントシート項目
テーマ、文字数、記事概要、ターゲット、ターゲットニーズ(課題、欲求、不安)、ターゲットに気付いてもらいたいこと
ガイドライン
コピペ厳禁、信用する場合は引用元を明示する、事実確認
必ず一度は会うこと
クラウドソーシングを使ってコンテンツ制作するのはキャスティングではなく、ただの穴埋め
NGライター
- 返信が遅い人
- ケアレスミスが多い人
- トラブルを予見できない人
- 感情的になる人
- 正論をぶつける人
理想のキュレーションサイト
エバーグリーンコンテンツを目指す
エバーグリーンコンテンツとは、ユーザーのメリットにつながる良質なコンテンツのことを言う。
バスコンテンツ(話題性はあるが賞味期限が短いコンテンツ)になっていないか、
コンテンツファーム(誰の役に立っているのか分からない質の低いコンテンツ)になっていないか気を付ける
キュレーションサイト運営で気を付けること
- 自社の商品やサービスの宣伝に終始している
- 明確なゴールを決めていない
- 質より量を優先している
- Googleを欺こうとしている
- バイラルすることが成功の基準と考えている
コンテンツ=広告 ではなく コンテンツ=情報
・コンテンツマーケティングはSEOや広告に代わる特効薬ではない
・年間1,000万PVになると広告がとれるようになる